老子の言葉をわかりやすくお届けします

生を楽しむ

私たちは、生まれたときからすでに、「いつかは死ぬ」ことが決まっています。
その運命を踏まえて、どうすればその“生”を楽しむことができるのか?

 

ともすれば悲観的になりがちな「生」への向き合い方も、
老子の思想に触れることでポジティブな方向に変わってくるかもしれません!

 

ここでは、興味深い老子の「死生観」を含め、
老子流の「生」への向き合い方をご紹介しています。

 

もっと人生を楽しく、そしてラク〜に考えられるような…
ヒントを与えてくれる教えに触れてみませんか?

生を楽しむ記事一覧

老子の死生観

2013年現在、巷では「就活」ならぬ「終活」がブームになっています。これは、人生を終える“その時”を迎えるための準備活動。あらかじめ遺影を用意しておいたり、葬式の準備をしておいたり、墓の手配をしておいたり、遺書を準備したり。「残された家族に迷惑をかけないために」という目的で始める方が多いようですが、...

≫続きを読む

 

老子が考えた「本当の幸福」とは?

上下二篇、81章に及ぶ『老子』。その最終章で説かれているのは、「本当の善人とは?」そして、「本当の幸福とはどのようなものか」という、シンプルでありながら答えを出すのが難しい疑問への答えです。『老子』の最終章は、次のような対句が重ねられており、最終的には、飾らずにシンプルに生きることが本来の人間の在り...

≫続きを読む

 

逆説こそ真理

弱いよりは強いほうが良い。小さいよりは大きいほうが良い。暗いよりは明るいほうが良い。貧乏よりは豊かなほうが良い。独身よりは既婚が良い。フリーターよりは正社員が良い。…世間一般に受け入れられているその考え方を、ただ鵜呑みにして生きてはいませんか?世間では当たり前と考えられている“常識”、スタンダードを...

≫続きを読む

 

守るべき「3つの宝」とは?

誰にでも、「これだけは譲れない」「これだけは守りたい」と思える何か、「宝」と呼べるものが一つはあるのではないでしょうか。例えばそれは、家族かもしれませんし、恋人かもしれない、友達かもしれない、あるいは仕事かもしれません。実は、老子にも「これが自分の宝だ」と呼べるものがあったことをご存知でしょうか。そ...

≫続きを読む

 

幸せは一歩一歩の積み重ね

どんなことでも、最初の一歩を踏み出すにはかなりのエネルギーが要りますよね。歩き始めてしまえばどうってことはないのでしょうが、腰を上げるまでに時間がかかるのです。おそらくそれは、進み始めた道の先に待っている険しい(であろう)道を実際以上にハードなものとして想像してしまうからなのでしょうね。「机上の空論...

≫続きを読む

 

「戦わずして勝つ!」が老子の理想

老子の教えの中に「不争」という考え方があります。これは、読んで字のごとく、「争わない」ということですね。老子によれば、「不争=争わないこと」「戦わないこと」こそが“徳”。徳のある人ほど、いたずらに人と争ったりしないものだと言うのです。その教えを表しているのが、次の言葉です。「善勝敵者不与」(善く敵に...

≫続きを読む

 

「後退する勇気」を説いた老子の教え

人生、「リスクを冒してでも前へ進むべきか?」「はたまた、“万が一”を考慮してこのまま退くべきか」…厳しい選択に迫られる場面は何度もやってくると思います。そんな時、老子のこの言葉を思い出すと良いでしょう。「勇於敢則殺、勇於不敢則活」(敢えてするに勇なれば則ち殺され、敢えてせざるに勇なれば則ち活く)思い...

≫続きを読む

 

「天にかなうものはない」は老子の諦め?

仕事にしてもプライベートにしても、「どうして自分だけがこんな理不尽な目に遭わなくちゃいけないんだ!」「自分だけが損をしているような気がする…」…そんな被害妄想に陥ることは、誰にでも有り得ること。そこでいかにして気持ちを切り替え、モチベーションを上げていけるかが“その後”の結果を左右すると言っても過言...

≫続きを読む

 

老子が勧める「もうひとつの生き方

知識はないよりもあったほうが良い。むしろ、人より多くの知識を身に着けていたほうが社会を生き抜く上では有利になるし、知識がない人よりも幸せになれるんじゃないだろうか?おそらくほとんどの人は当たり前のようにそう信じ、その考え方をベースとした生き方をしているのではないでしょうか。実際、子供の頃から、「勉強...

≫続きを読む

 

老子が語った小国寡民の理想郷

全81章から成る『老子』の第80章では、老子が「理想像」として描いていた社会の様子が描かれています。この章が『小国寡民の章』と呼ばれていることからもわかるように、その理想像とは、「小さくて」「住民の少ない」国。決して、強い勢力を持つ大国ではなかったということですよね。なぜ老子がそのような小国寡民を理...

≫続きを読む

 

「無用の用」とは

一見、役に立たないと思われるものが、実は大きな役割を果たしている。それを表すことわざとして、「無用の用」という言葉があります。実はこれ、老子の思想に基づくことわざだったということをご存知でしょうか!?役に立たなさそうに見えるものが、実は大事。…老子らしい「逆説」をはらんだ言葉ですよね。「それにしても...

≫続きを読む

 

スローライフのススメ

「スローライフのススメ」「これからはスローライフで行こう」…こんなキャッチフレーズ、あちらこちらでよく目にしますよね。ところで、そもそも「スローライフ」とはどんな生き方のことなのでしょうか。もともとは、ファーストフードの反対語・「スローフード」から派生しています。大量生産やスピード重視のライフスタイ...

≫続きを読む

 

老子的、「短所」と「長所」のとらえ方

子育て中、とりわけ「イヤイヤ期」と呼ばれる2歳児をお持ちのママは子供の良い面よりも悪い面が目につきがちなことでしょう。彼らは、親が「して欲しくない」ことばかり、まるで狙ったようにやってくれますからね(笑)!「良いところを伸ばす教育」…これが大事であることは頭ではよくわかっているつもりでも、日々、長い...

≫続きを読む